リノベーション
バリアフリー×リノベーション
住宅に携わる仕事では「バリアフリー」という言葉は当たり前に耳にするようになりました。
これまで「バリアフリー」の為の工事はリフォーム工事に分類され、必要な部分ごとに改修が行われるのが主流です。
「お風呂が寒いからユニットバスに交換しよう」
「2階のベランダに洗濯物を上げ下げするのが大変だから、1階にバルコニーデッキを作りたい」
「多少の段差に躓くから床を張り替えよう」
「階段が急で降りるのが危ないから1階で生活できるよう寝室にリフォームしようと考えている」
などなど。
どれもリフォーム工事で部分的に改修が可能ですが、減築リノベーションをして住みやすく、生活を楽しくしてみてはどうでしょう。
築年数が古い建物ほど、壁に断熱材が入っておらず、サッシもシングルガラスで窓際が寒く、冬の結露に悩まされ、無駄な光熱費が掛かっている、又は我慢していたりしませんか。
ご高齢の方や、今後のバリアフリーを考えていらっしゃる方は、建物を減築したうえで断熱改修を行うことで、室内に極端な温度差ができなくなります。
思い切って2階をなくして、平屋にしてコンパクトに住まうのも快適かもしれません。
もちろん設備機器を交換して、中途半端な段差をなくすような内装工事もいれれば生活をより快適にできます。
減築リノベーションはただ面積を減らすのではなくて、住みやすさと快適に暮らす可能性を大いに秘めているのと同時に、活動的で明るい生活が今住んでいる家でできるようなワクワク感があると思うのです。